佛教大学でゲストスピーカーとして、特別授業を行いました

佛教大学の作業療法学科3回生の発達の授業にて、
ゲストスピーカーとして特別授業をさせていただいきました。

今回のお題は、

  • 発達分野の臨床現場のリアルを伝えてほしい。
  • どんな視点で子どもたちを見ているのかを伝えてほしい。
  • 発達分野で働くことの楽しさを伝えてほしい

というもの。
このお題をふまえ、このようなお話を今回はさせていただきました。

  • 地域で作業療法士がどう子どもたちと関わっているのか?
    幼保・学校の巡回相談、乳幼児健診で何をしているのか。
  • 起業して何をしているのか?
    自費セラピーの教室の紹介と弊教室に通う子どもたちの特徴
  • ケース検討
    実際の子どもの様子をみんなで考え、実際のセラピーの様子と成果のご紹介

といったお話をさせていただきました。

講義を聞くだけではなかなか頭には残らないもの。
いつもセミナーを考えるときには、どこで参加者さんにアウトプットしてもらうかということ。

今回は、実際にリィーノに通ってくれている小学校高学年のお子さんのビデオを見ながら、

  • 身体の使い方、認知面、社会性で気になるところは?
  • 生活や学校で困りそうなことは?
  • どんなことを保護者に確認したい?

といった内容を考えてもらいました。

実際にみんなの前で発表するのは私自身苦手だったので、今回はLiveQというオンラインチャットサービスを利用して意見を記入してもらいました。
3回生の5月の頃とは思えないほどしっかりとお子さんの様子を捉えられていて、とても感心しました。
私が学生だったころはこんなにも見れていなかったと思います。

学生さんたちのほとんどが、発言はしないかもしれないけど、思っていることがたくさんあるんですよね。
表出の仕方を変えてあげるだけで、もっともっと意見を聞けるのかなと改めて思いました。
この調子で秋から始まる3週間の評価実習を乗り越えてほしいなと思います。

オンラインではなく対面での学生さんへの授業は、私自身とても刺激をいただきます。
授業が終わってから質問をしにきてくれたり、話しかけにきてくれたり。
何気ないこのようなやりとりから新しい繋がりが生まれて広がっていくように思います。
オンラインは便利だけど、こういう何気ない広がりが生まれるのは対面だなあと改めて感じました。

作業療法の楽しさ、発達分野で働くことの楽しさを少しでも感じてくれていたら嬉しいです。
また働き方もいろいろあること知ってもらって、将来の選択肢を広げてくれたら…と思っています。
作業療法士として一緒に働ける日を楽しみにしています^^

最後に学生さんからの感想を一部ご紹介したいと思います。

作業療法の実際を見ることが出来て良かったです!短時間で作業療法の結果が出ると聞いたときは本当にびっくりしました!

OTってちゃんと役に立つ仕事できるんだなと思ってうれしかったです。
もっと色んな疾患みたいなと思いました。

発達領域の作業療法に興味があり、放課後児童クラブでアルバイトをしていて、支援が必要な子供たちとも関わるのでとても勉強になりました。

もっと評価や分析が出来るように解剖学などを勉強すべきだと実感しました。

素敵な講義ありがとうございました。先生のところに実習したいです。

丁寧な説明でわかりやすかった。優しい人柄が口調から伝わってきました。

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