豊能町立認定こども園ふたば園さまで、出張発達ゼミを行いました

去年度に引き続き、今年度もお世話になっているふたば園さんで
出張版リィーノ発達ゼミをさせていただきました!

今回のテーマは、「6か月までの運動発達と4歳児のお子さんのケース検討」

最初はミニ講座の時間。
今回は、「6か月までの赤ちゃんの運動発達」を体験しながら学んでいただきました。

4か月の赤ちゃんのうつ伏せを体験中

  • ちょっとした手の位置で顔の挙げにくさが変わってくること。
  • 手足のどこで身体を支えているかということ。
  • ハイハイや普段の生活の中で姿勢を保つためには、赤ちゃんの運動発達から繋がっているということ
  • 自分の身体が分かるようになるには、運動発達だけでなく感覚も密接に関わっていること

自分の身体で体験してみることで、子どもたちの動きをより理解していただけたかなと思います^^

後半は、1時間みっちりと4歳児のお子さんについてケース検討!
1時間でも足りないくらい、あっという間でした。
3回目ということもあり、とってもスムーズにグループワークを取り組んでくださいました。本当に尊敬しかないです。

1つ目のグループワークでは、
「身体の動き」「生活」「遊び」「社会性」の4グループに分かれて、
「このお子さんを知るためには、どんな情報が必要か」
「その情報を得るためには、どんな質問をしたらい良いか」
を考えて頂きました。
これは、いつもリィーノ発達ゼミでさせて頂くワーク内容。
どんな視点で子どもたちを日々観察するといいのかを知って頂くワークです。


4テーマに分かれて質問を考え中

2つ目のグループワークでは、
「なぜ、その活動(例えばスプーンが持てないなど)がうまくできないのか」
を考えて頂きました!

“こんな理由があるのかも!”
“このときはこんな姿だよね、ということは、こんな活動は入りやすいのかも”

と話が止まらない先生方。
日頃から子どもたちのことを物凄く見られていることがにじみでておられました❤︎
本当に素敵な保育園の先生方ばかりです。


4つの視点から“なぜうまくできない?”考え中

受講していただいた先生方からのコメント

乳児の運動発達について、実体験して自分の体の部位を使うことでとても分かりやすかったです。 ワークショップもいろいろな視点から考えられておもしろかったです。
ー保育士 25年目

今回の事例の子どもは、いつもどう接したら良いかといつも模索しながら接していました。職員によってもいろんな対応だったので、研修を受けさせて頂いて殆どの職員と共有出来て良かったです。 実際に私達も体を使って運動機能を知ることが出来、これから子ども達の動きに納得して接することが出来ます。 勉強させて頂けたこと感謝します。 ありがとうございました。
ー保育士 17年目

2歳児クラスの担任をしていますが まだまだ発達の差はそれ程でもないので 運動面では伸ばして行ったり、元に戻ることもしやすいと思うので、赤ちゃんの発達の真似っこあそびなどを取り入れたいと思いました。

事前に視覚的なものなどで何をするのか知らせて、約束をしていると良い。また、その上で思い通りにならなくて泣き喚いても「約束してたよね」とそっとしておく…ということも、日頃しているので、この方法を続けて行っていいんだなと思いました。
ー保育士 20年目

自分の園で、自分の知っている子の、知っている先生(担任)の取り組みや考えがわかり、とても身近で参考になりました。

あや先生の「今、この乳幼児期に きちんと約束して、約束を守れなくて泣き喚いたりしても、本人がクールダウンできるまで、周りはそっとしておく。できた時に、盛大に褒める。その経験を積み重ねていく。 そうでないと大きくなって、どうしようもない状態になったり、腫れ物に触るような対応をしてしまったりしている場合もある」との話しを聞いて、本当に今が大切なんだな…と感じ、「そのやり方でいいんだよ」と言って頂いた気がしてホッとしました。 泣き喚いた後に、自分でクールダウンして良い行動ができた時「頑張ったね」と言った後の子どものいい顔を見るたび、一つ乗り越えた…と感じています。
ー保育士 20年目

1人のお子さんについて、園全体で考えて、関わり方を統一していこうとする先生方には尊敬の念に堪えません。
経験を重ねても学びを止めない大人って本当にかっこいいですよね。
私もまだまだ。これからも頑張っていきたいと思います。

いつも貴重な機会を与えていただき、ありがとうございます!
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

0歳の運動発達については、ブログ「0歳児の運動発達」でアップしています。
学びたい方はぜひ覗いてみてくださいね!

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