スプーンを正しく持つ力を育むためのアプローチとは?スプーンの持ち方を分析して考えてみよう!

食事

巡回相談で保育所・幼稚園に伺うと、必ず聞かれる食具の持ち方。
関わっているお子さんのスプーンの持ち方が気になるという方も多いのではないでしょうか。正しくスプーンを持つために、どんなアプローチをすればいいのか知りたい方は多いはず。

でも、うまく持てない理由は、子ども一人一人異なるもの。
まずは、なぜうまく持てないのかをじっくり観察して分析すること。これが、子どもたちに対して適切なアプローチができる第一歩。どんな視点で観察するといいのか一緒に考えていきましょう!

スプーンですくったものを口まで運ぶ動作については、こちらの記事をご覧ください。

スプーンとは

スプーンって何?と聞かれたら、何を言っているの?食べるときに使うものでしょ!と思われる方がきっと多いですよね(笑)。
その道具は何をするためのものなのかを改めて考えてみると、より良いアプローチ方法が見つかることはよくあります。

スプーンは、液体や個体などの食べ物をすくうもの。
大事なことなので2回言います!
すくうものです!

分かってるわ!という声が聞こえてきそうです(笑)
では、フォークとの違いをきちんと答えられるでしょうか?
えっ!?となった方や答えられないとなった方は、フォークの分析についても読んでみてくださいね!

coming soon

うまくスープや食べ物をすくうためには、どのように持つと効率がいいのでしょうか。
そこで、私たち作業療法士は、解剖学や運動学といった身体の動かし方や感覚の感じ方(身体面)、スプーンの扱い方(認知面)、スプーンの素材(環境)など様々な視点から観察し分析していきます。
子どもたちを観察する上での一つの視点として、読み進めながら一緒に考えて頂けると嬉しいです。

情報を集める

感覚

自分の身体を知るための感覚(触覚・固有受容覚・前庭覚)を中心に、分析をしていきたいと思います。感覚の受け取り方も個人差があります。うまくスプーンを持てない理由として、感覚の感じ方が感じやすい、感じにくい、感覚の情報をキャッチできているけれど、うまくまとめることが難しいなど様々な要因が考えられます。感覚と1つにまとめて見るのではなく、一つずつ細かく確認していくことが大切です。

触覚

触覚は、素材や質感、大きさや形など触った物の情報を教えてくれる感覚です。つまり、スプーンの柄の太さや形、素材や質感などどんなスプーンなのかを触ることで確認することができます。
さて、関わっているお子さんは、どんなスプーンなのか情報を得ることができているでしょうか。
スプーンの素材や質感が苦手で触ることを嫌がっていたり、触っているけれど十分に触っているものを捉えられていなかったりしていないでしょうか。