お子さまに関するご相談・ご質問はお気軽にお問い合わせはウェブからのみとなります
リボンを使ったおうちで簡単にできる運動あそび5選+α。縄跳び練習にも!
土日や長期のお休みや雨の日。
子どもとおうちの中で何して遊ぼうか…と思われているママやパパは多いかもしれません。
今回はリボンまたは紐(縄跳びでOK)1つあればできるおうち運動あそびをご紹介します。
室内遊びのヒントになれば嬉しいです^^
ちょっとルールを加えるだけで、身体を育む運動が室内でできますよ
プロフィール
- こども専門の作業療法士
- リィーノこどもセラピー 運営(6年目)
(発達が気になる、学習につまずきのある子の教室) - リィーノ発達ゼミ運営(のべ250人受講)
(子どもに関わる職種のためのセミナー・ブログ) - 幼稚園・保育所、小中学校の巡回相談員
- 保護者・職員向けのセミナー依頼 年30件以上
リボン・ひもを使った運動あそび
準備するもの
- 長いリボンまたは縄跳び
- 椅子などリボンをくくりつけられるところ
rule1.リボンをくぐる
まず、写真のようにリボンまたは紐をくくりつけましょう。
くくるところから4歳以降の子どもたちには挑戦させてあげてもいいかも。
両手を一緒に使う練習や空間認知を育むことができますよ^^
準備ができたら、まずはハイハイでリボンに当たらないように通り抜けてみましょう!
簡単そうに見えますが、苦手な子も結構多いんです。
うまくできたら、高さをかえてみたり。中腰で通ってみたり。
リボンの数を増やしてみたり。
ちょっとルールを変えるだけで、子どもたちからしたら大きな変化に。
飽きずに楽しんでくれますよ♪
rule2.リボンをまたぐ
足をしっかりと挙げて、リボンに当たらずにまたいでみましょう。
3歳くらいまでは当たると思います(それがまた可愛い…♡)
これ、遊び?と思うかもしれません。
またぐためには、片足立ちが数秒できること、重心移動がスムーズにできることが必要になります。
その安定性を高めるためには、体幹の育ちも大切になります。
子どもたちは、段差を登ったり狭い隙間に入ったりすることを楽しみますよね。
単純なまたぐという活動もすごく楽しいんです^^
バリアフリー化により生活の中で足を挙げる回数もとても減っています。
遊びの中に少し入れてあげるだけで、体幹の筋肉をアップすることができますよ♪
rule3.両足ジャンプでリボンを越えよう!
リボンをまたげたら、次は両足ジャンプでリボンを越えてみましょう。
3歳半からできるようになってくる子が多くなると思います。
高くジャンプして前進する動きは、体幹や太腿の筋肉、膝をしなやかに使う力が必要になります。
またしっかりと高くジャンプする力を育むことで、縄跳びにも繋がっていきますよ^^
ただ単にジャンプするのに慣れてきたら、着地地点を作ってみましょう。
目印に向かってジャンプするためには、より高度な力のコントロールが必要になります。
rule4.横向きジャンプでリボンを越えよう!
今度は身体の向きを変えて、横向きにジャンプしてみましょう。
身体のひねりが必要になるため、さらに難しくなります。
実際にやってみると難しいのが分かりますよ^^
rule5.またいだまま歩こう
リボンをまたいだままで歩いて行きます。
歩きながらリボンに自分の身体が当たっていないか確認しながら。
そう、同時に2つのことをする力が育めます!
簡単そうに見えるかもしれないですが、子どもたちにとって同時に2つ以上のことをするというのはすごく難しいことなんです。
できそうでできない感じが楽しいを引き出すコツです。
歩いてまたぐことががスムーズであれば、四つ這いや高這いでリボンに当たらないかチャレンジしてみてください。
リィーノでもよくする運動あそびですが、小学生でもすぐに当たるんです(笑)
ボディイメージを育むことにも繋がりますよ。
rule6.リボンを撒いてお片付け
遊んだらお片付けもしっかり子どもたちにしてもらいましょう!
非利き手でリボンを持って、利き手でくるくるとまとめてもらいます。
非利き手の親指でリボンを抑えておくことが最初は難しいかもしれません。
その場合は、大人がリボンを持ってまくところを手伝って貰いましょう♪
力のコントロールや両手のチームワークを育めますよ。
お片付けを嫌がるお子さんには、ちょっとした声かけで変わる場合もよくあります。
リボン巻き名人よろしくー!
と声かけすると、うまくいくことも多いです。(ほんま可愛い…♡)
他にも、声かけのヒントを“そーっと片づけて‼︎”大切にモノを扱う力を育みには?の記事でご紹介しています。
どんな力が育まれる?
遊びの説明の中でも、どんな力が育まれるかを少しお伝えしてきましたが、もう一度まとめてみたいと思います。
今回ご紹介したリボンをまたぐ遊びは、様々な身体の使い方の育ちに繋がります。
たとえば、
- 体幹や太腿の筋力アップ
- 重心移動の練習(身体を滑らかに使うために必要)
- 力のコントロール
- ボディイメージ
- 目と手の協調性アップ(目と手のチームワーク)
- 目と足の協調性アップ(目と足のチームワーク)
- 両手の協調性アップ(手と足のチームワーク)
- 同時に2つ以上のことをする力(同時タスク)
- イメージ通りに身体を動かす力
などなど、山盛り。
何気ない動きも、子どもたちにとっては最高な身体づくりのチャンスなんです。
さいごに
おうち運動遊び第2弾、いかがだったでしょうか。
なるべく準備がいらず、すぐにできる遊びを今後も紹介したいと思っています。
なかなか外に出かけられない状況ですが、ぜひおうちの中で楽しんでもらえるヒントになれば幸いです。