学習

なぞり書きはできるのに書き写しがうまくいかない。どうしたらいいの?

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4-5歳になってくると文字に興味が出てくるお子さんも多いかもしれません。
年長になるとクラスのお友達や大好きな先生やママパパにお手紙を書く子どもたちも多いですよね。
先日インスタグラムのフォロワーさんからご質問を頂きました。

なぞり書きはできるのに、見本を見ながら書くとグチャグチャになります。
どうしたらいいの?

鏡文字になったり、点の位置が違ったり。
文字のバランスが整いません。


文字を書き始めの頃は、特によくあることだと思います。
なぜそんなことが起こるのかと不思議に思われているママパパも多いのではないでしょうか。
今回は簡単なワークをしながら、子どもたちがつまずいている感じを味わって貰おうと思います♪
紙とペンをご用意してお読みくださいね!

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体験ワーク1

写真のタイ語を見ながら書き写してみてください。
(タイ語を日常的に使う方は、馴染みのない言語でやってみてくださいね!)

いかがでしょうか。
タイ語を初めて書く方にとっては、何度も文字の形を確認したり、丸の位置を確認したりされたと思います。
書き写すのとなぞり書きではどちらが取り組みやすいか、イメージ付けましたよね?^^

体験ワーク2

「楽」という字を次のルールで書いてみてください。
左から右に書く線は、「右から左」に。上から下に書く線は「下から上」に。

いかがでしたか?
普段見慣れた文字でも、いつもと違う手の動かし方になると混乱しませんでしたか?^^

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なぞり書きと書き写しの違い

2つの体験をして貰いました。
何度も確認しながら書いていることや、ペンをスムーズに動かせない感覚を味わって頂けましたでしょうか。
子どもたちは、毎日新しい文字を1日に2個ほど習って帰ってくると思います。
つまり、毎日この大変さと向き合っているということです。
大人になった私たちも子どもの頃は、日々これを頑張ってたんですね(褒めてあげたい笑)!
この体験から見えてくる、なぞり書きと書き写しの違いを挙げてみたいと思います。

ワーキングメモリが必要

「書き写す」という活動は、文字を書き写すまでの間、その文字の形や線の位置を覚えておく必要があります。
つまり、脳にメモをする働きであるワーキングメモリの働きが大きく関わってきます。
先ほどの体験ワーク1でして頂いたタイ語の書き写しでは、何度も見本を見て書いたという方も多いのではないでしょうか?(私は1文字につき2回以上は見た気がします)
タイ語は多くの日本人にとってはあまり馴染みがない言語ですよね。そのため、少し見て覚えてもすぐに忘れてしまい、文字を書くために何度も見て覚えることが必要になります。馴染みがないものには、ワーキングメモリがたくさん使われるということですね。

ちなみに私は、2-3文字目の間の上にある「の」が反転したような文字の位置どりを何度も確認して書きました。
文字の上ではなく、文字の間なんだもん、難しいですねえ。

こう考えるとなぞり書きは、次の指の動かし方に集中ができる課題と言えそうですね!

手指の動かし方を知っている

イメージ通りの文字を書くためには、指をどう動かせばいいかを知っている必要があります。
体験ワーク2でして頂いた「楽」という字を普段とは異なる書き順で書いたとき、手の動きに混乱しませんでしたか?どっちからどっちに動かすんだったっけ…?となった方も多いはず。

特に「楽」の白の横に付いている点々たち。様々な斜め方向に線を書かなければいけませんが、書く方向が変わるだけで向きが分からなくなる方もいらっしゃったはず。また、もともとの漢字を実際に書いて照らし合わせながら、書かれた方もいるかもしれません。

文字を書くとは、手指の運動コントロールの賜物でもあるのです。
こうやって動かしてね!と脳がしっかりと筋肉に命令を出せるかどうか。書いた文字を見て、読める字だと認識してフィードバックができるかどうか。書き写すためには、様々な力が必要になってきます。

文字を書くことに繋がる遊び

書き写しがいかに大変な活動かということは、分かって頂けたと思います。
では、どんな遊びを普段取り組んでみると文字を書く力に繋がるのか、例を挙げてみますね♪
楽しく遊びながら取り組んでみてくださいね!

触って形を知る

100円ショップなどに売られている3Dペン(ぷくっと立体になるペン)で書いたものを指でなぞってみて。
印刷された文字をなぞるよりも立体的になっているため、触っていることが分かりやすくなります。
触覚からの刺激をしっかりと入れてあげると、文字の形が把握しやすくなるかもしれません。
触覚(触る感覚)の統合は、見る力の育ちに繋がっていきます。

いろいろな素材で文字を作る

マステ、粘土、爪楊枝、新聞紙…などなど。
いろんな素材で文字の形を作ってみましょう!
背中に文字を書いて当てっこするのも楽しいですよね。

文字を書くことが苦手なお子さんは、鉛筆とノートを見ただけでテンションが下がってしまう子も多いはず。
“なんだろう”“やってみたい”活動を、苦手な文字を書くことも楽しめるかもしれません。
何よりも楽しいが一番、学習には必要な要素です。

地面に書いてみる

鉛筆とノート以外にも書ける場所は色々ありますよね。
誰しも1回は、地面に石や枝で文字を書いたことがあるのではないでしょうか。
ノートに書くよりも地面に書いたときの方が抵抗感があるので、手の動かし方が捉えやすくなります。

ノートに書くときは、紙やすりや100円ショップなどに売られているやわらかい下敷きを敷くと、抵抗感を感じやすくなる子もいらっしゃいますよ^^

まとめ

☑︎タイ語の「สวัสดี(こんにちは)」は書き写してみる
☑︎「楽」という字をいつもと違う書き順で(右から左/下から上)書いてみる
☑︎書き写しには、ワーキングメモリが必要!
☑︎書き写しには、指の動かし方を知っている必要がある!
☑︎鉛筆で書く以外の方法で文字と触れ合ってみる

お子さんのつまずきを体験していただけたでしょうか?^^
まずは、お子さんがどんな風に困っているのかを大人が知ることが大切だと考えています。
つまずく理由が分かると、「ちゃんと見て!」ではなく、こんな声かけをしてみようかなと考えることができると思います。アプローチの仕方は色々とあるので、まずは知ってもらえると嬉しいです!


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