身体

自分の身体を知るための感覚。「固有受容覚」ってなあに?

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どうして私たちは、生活の中で身体を思い通りに動かすことができるのでしょうか。

  • 紙を破らずに消しゴムで間違えた文字を消す
  • 手元を見なくてもボタンが留められる
  • お皿を割らずに洗い物をする

これらの動きは、生活で普段何気なくしていることですよね。
それは、感覚がしっかりと身体の中で働いてくれているからなんです。
今回は、この感覚の1つである「固有受容覚(こゆうじゅようかく)」について、お話したいと思います。

感覚についてはこちらの記事をご覧ください。

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固有受容覚のはたらき

初めて聞く方も多いと思います。固有受容覚は、「固有覚」「運動感覚」「位置感覚」「深部感覚」などいろんな呼び方で呼ばれています。どれも概ね同じことを言い表していると思ってもらって大丈夫です。
この感覚の働きやセンサーの部位を知ると、いろんな呼び方の理由が納得できると思います^^

この記事では、「固有受容覚」を使わせて頂きます。
この固有受容覚は、筋肉や腱などの身体の深い部位にセンサーがあります。
(身体の奥深い部位にあるから“深部感覚”と呼ばれてるんですね♪)

身体の動かし方や器用さに関わる

身体を大きく動かす

上の写真のお子さんのように、ジャングルジムでよじ登って遊んでいる時、手足にグッと力が入る感覚を味わえることをイメージできると思います。この力が身体に入っているのを感じることができるのは、固有受容覚が働いてくれている証拠。自分の手足や身体が今どのように動いているのか、どれくらいのスピードやタイミングで身体を動かしたらいいのかというのを教えてくれています。

例えば、こたつの中に足を入れたとしましょう。足は見えなくなりますが、目で見て確認しなくても足がどこにあるのかということは大半の方は知っていると思います。これは、固有受容覚が足がどこにあるかをきちんと脳に伝えてくれているから。自分の身体がどこにいったか分からないと、不安で仕方ないですよね。この感覚は、自分の身体の輪郭(ボディイメージ)の育ちに大きく関わります。

手先の細かな操作

身体を大きく動かす遊びの中だけでなく、生活や遊びの中の手先の細かな操作にも固有受容覚は働いてくれています。たとえば、消しゴムを消すとき。どれくらいの力加減で消しゴムを動かせば、紙がクシャクシャにならずに消した文字だけを消すことができるかといったことに関わってくるのがこの感覚です。
常に今どれくらいの力が入っているよ、どれくらい手指が動いているよという情報を教えてくれることによって、私たちはスムーズに道具を使ったり、文字を書いたりということができるのです。

固有受容覚の役割①

  • 身体の位置がどうなっているかが分かる
  • 身体の動きのスピードやタイミングが分かる
  • 安定した姿勢を保つ
  • 力のコントロール
  • ボディイメージの育ちに関わる

気持ちのコントロール

ぎゅーっ♡と抱きしめられると、ほっこりとする経験ってありますよね^^ 子どもたちは、ママパパ、大好きな先生たちに抱きしめられることが大好きですよね。このぎゅーっと圧がかかるときにも、固有受容覚というのは働いています。手を揉んでもらうと、心が穏やかになった経験ありませんか?また、抱きしめられると、心地よくなってきてウトウト眠たくなってきた…という経験がある方も多いかもしれません。このように、固有受容覚は脳の目覚めの状態や気持ちのコントロールにも関わっています。

固有受容覚の役割②

  • 脳の目覚め(覚醒)のコントロール
  • 気持ちのコントロール

まとめ

今回は、自分の身体を知るための感覚の1つである“固有受容覚”の役割についてお伝えしました。
固有受容覚には、
☑︎自分の身体の位置が分かる
☑︎身体を動かすスピードやタイミングが分かる
☑︎力のコントロール
☑︎脳の目覚めや気持ちのコントロール
など、私たちが生活をスムーズに送る上で大切な役割を担っています。

次回は、固有受容覚がうまく感じられない/感じ過ぎてしまうとどうなるの?という内容をお伝えします。
固有受容覚を知ると手先の不器用さや、運動会などのダンスが覚えられない理由が見え、アプローチが変わってきますよ^^


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