身体

自分の身体を知るための感覚。「触覚」ってなあに?

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どうして私たちは、生活の中で身体を思い通りに動かしたり、触ったものが何か目で確認しなくても分かるのでしょうか。
たとえば、

  • 狭い隙間に落としたものを、拾い上げる
  • カバンの中からスマホだけを取り出す
  • 自販機に落とさずにお金を入れることができる

これらの動きは、生活の中で普段何気なくしていることだと思います。
それは、感覚がしっかりと身体の中で働いてくれているからなんです。
今回は、この感覚の1つである「触覚」について、お話したいと思います。

感覚についてはこちらの記事をご覧ください。

触覚のはたらき

触覚は感覚の中で唯一、自分の身体を知るための情報と周りのことを知るための情報(五感の1つ)の2つを教えてくれる感覚です。自分の身体の中の情報も、外からの情報も、キャッチしてくれる働きものです。
どんなはたらきがあるのか、見ていきましょう!

危険から身を守る

怪我をして泣いてママパパに助けを求めることは、小さいお子さんにとっては日常茶飯事ですよね。
これができるのは、触覚がしっかりと働いてくれている証拠。
痛い、熱い、冷たいなど自分の身に危険を感じることができているということは、とても大切なこと。

痛みに強いお子さんもいらっしゃると思います。
痛かったことや怪我していることに気づくことができていれば見守ってあげていいと思います。
怪我したことに全く気づかないお子さんもいらっしゃいます。その場合は、近くにいる大人がしっかりと見てあげて気づいてあげてくださいね。

触覚の役割①

  • 痛い!熱い!冷たい!など危険から身を守る
    →「原始系触覚」と呼びます(この言葉は覚えなくてもちろんOKです!)

身体の使い方に関わる

上の写真の赤ちゃんのように、トンネルくぐりの遊びをしたとしましょう。最初はトンネルの高さや幅が掴めず、おでこや身体をぶつけてしまうお子さんはとても多いと思います(それがまた可愛いですが❤︎)。

さっきおでこをぶつけたなあ。
今度はもう少し頭をかがめてみよう!

こんなふうに、遊びの中で自然と試行錯誤を繰り返されます。トライアンドエラーですね。
自分の身体が何かに触れるたびに、触覚のセンサーが働き、自分の身体の使い方について教えてくれます。

また、生活や遊びの中で、自分の手で頭や反対の手、足など自分の身体を触れる経験もたくさんすると思います(これをダブルタッチといいます)。
例えば、お風呂で自分の身体を洗うとき。
自分の手で身体の様々な部位を自分で触っていると思います。このような経験からも、自分の身体の輪郭(ボディイメージ)が育まれていきます。

年齢を重ね、様々な経験を通して、パッと見ただけで自分の身体をうまくコントロールする力が身についていきます。そうすると、トンネルくぐりのような遊びで、何度もおでこをぶつけることがなくなります。つまり、初めて遊ぶ場所やもので、スムーズに身体を使って怪我なく楽しめるということです^^

触覚の役割②

  • 全身の動きのコントロール
  • ボディイメージを育む
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学習の土台

上の写真の2人の周りにはいろんな形の積み木がありますね。
生まれた頃は、見ただけでそのものがどんな形をしているかは分かりません。触ったり、口に入れたりを繰り返すことで、少しずつ今触っているものがどんなものなのかを学んでいきます。

いろんな素材を触って、様々なものの特性を知ることは、小学校に入ってからの学習の土台になります。
教科書に載っている三角の形を見ただけで、それが三角と分かるというのは、幼少期にたくさんいろんなものを触ったり動かしたりしてきた経験があるからこそできることなのです。

幼少期にはいろんな素材や形のものを実際に触れる経験をして貰えるといいなあと思います。
幼稚園・保育所でする感触あそびには、実はそういう意図があって取り組んでくれているんですよ^^

触覚の役割③

  • 触っているもの、触られているものが何か分かる
    →大きさ、硬さ、形、素材などその物の特性が分かる

気持ちのコントロール

ママにだっこされたり、トントンして貰ったり。
うとうと眠たくなってきたなあ。
これは、触覚が気持ちのコントロールに大きく影響しているからなんです。

反対にくすぐり遊びをしたときは、キャッキャ笑ってテンションが高くなる子が多いですよね。
これも触覚の働きです。

触覚の刺激の種類によって、落ち着いたり、興奮したりということが起こってきます。

触覚の役割④

  • 気持ちのコントロール

まとめ

今回は、自分の身体を知るための感覚の1つである“触覚”の役割についてお伝えしました。
触覚には、
☑︎自分の身を危険から守る
☑︎身体の使い方
☑︎学習の土台
☑︎気持ちのコントロール
など、私たちが生活をスムーズに送る上で大切な役割を担っています。

次回は、触覚がうまく感じられない/感じ過ぎてしまうとどうなるの?という内容をお伝えします。
触覚を知ると形がうまく捉えられない、不器用、触覚過敏というようなよくあるお子さんの言動へのアプローチが変わってきますよ^^


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